1. 1 本27日(現地時間同日),ミャンマー連邦共和国の首都ネーピードーにおいて,我が方丸山市郎駐ミャンマー大使と,先方セッ・アウン計画・財務副大臣(Dr. Set Aung, Deputy Minister for Planning and Finance)との間で,総額6億1,200万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」の交換公文の署名が行われました。

    2 ミャンマーでは,2011年の民政移管後も各開発課題を取り扱う政府機関・関連省庁の職員・組織・制度・財政等が,取り組むべき課題に比して総じて不足しており,特に行政能力の向上のための行政官の人材育成が喫緊の課題となっています。我が国はミャンマーに対し,経済・社会を支える人材の能力向上や制度の整備のための支援を行っており,今回の協力は,その一環として,ミャンマーの若手行政官等が日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。

    3 同協力により,最大48名の若手行政官等が我が国の大学に留学することになります。この協力により育成された人材が,将来ミャンマーの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することが期待されるとともに,我が国とミャンマーの相互理解や友好関係の構築に寄与することが期待されます。