1.  本17日午後3時30分頃から約25分間,河野太郎外務大臣は,訪日中の楊潔篪(よう・けつち)中国共産党中央政治局委員との間で会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,河野大臣から,楊政治局委員の訪日を歓迎した上で,来月のG20大阪サミットの際の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席の訪日が,新たな時代にふさわしい日中関係を内外に示す好機となることを期待する旨述べました。

    2 これに対し,楊政治局委員から,中国は建国70周年を,日本は「令和」という新しい時代を迎え,日中関係は新たな発展を見せつつあるとした上で,日本が議長国を務めるG20大阪サミットの成功別ウィンドウで開くを支持する旨述べました。

    3 双方は,G20大阪サミットに向けて引き続き協力するとともに,両国関係においては,修学旅行を含めた日中青少年交流を推進するとともに,地域・国際社会の利益となる具体的成果をあげていくよう努力していくことで一致しました。

    4 また,河野大臣から東シナ海情勢に言及し,双方で海洋・安全保障分野を含む懸案につき適切に対応していくことの重要性について一致しました。