1. 1 本17日,外務省において,「相星駐イスラエル大使及び花谷駐モロッコ大使による任国治安情勢講演会」を開催し,これらの国に関心を有する日本企業・団体等から約100人の方が参加しました。

    2 講演会では,相星孝一駐イスラエル大使及び花谷卓治駐モロッコ大使が,それぞれの任国の治安情勢やビジネスを行う上での留意事項等について,具体的な事例を交えて説明を行いました。その後,参加者との間で,今後の政治・治安情勢や望ましい安全対策等について質疑応答が行われました。

    3 シリアにおける邦人殺害テロ事件を受けて設置された「在外邦人の安全対策強化に係る検討チーム」の提言(2015年5月発表)では,今後,中長期的に取るべき施策の一つとして海外に渡航・滞在する邦人や日本企業の安全確保に資する情報の発信強化が挙げられています。また,2016年7月に発生したダッカ襲撃テロ事件を受けて立ち上げられた同「提言」点検チームの報告書(2016年8月発表)においても,「邦人がテロの被害に遭わないようにする」ために,国民一人一人の安全対策意識と対応能力の向上や,国民への適時適切かつ効果的な情報伝達が重要であるとされています。

    4 外務省領事局では,こうした安全確保に資する具体的な取組の一つとして,各国駐在大使等による治安情勢講演会をこれまでにも実施してきており,中東・アフリカ地域を対象とする講演は,4回目の開催となります。