2019年5月15日

経済産業省は、日本に蔓延する「人口制約下では成長できない」といった固定概念を打破し、人口減少の最前線である人口規模が小さい地方が「人口制約下」でも経済成長を実現するモデルを確立し、日本経済全体の成長に繋げることを目的とした「グローカル成長戦略研究会」を立ち上げ、この度、「グローカル成長戦略」を取りまとめました。

1.研究会について

経済産業省では、滝波経済産業大臣政務官の下で、「グローカル成長戦略研究会」を立ち上げ、有識者との意見交換等を実施してきました。人口減少の最前線であり人口規模が小さい地方が「人口制約下」でも経済成長を実現するモデルを確立し、地方が成長センターになることで、日本経済全体の成長をさらに加速することを目的に議論を行い、報告書「グローカル成長戦略」を取りまとめました。

2.報告書について

報告書では、「地方の成長なくして、日本の成長なし」をスローガンとして、「人口制約下」においても成長を実現するためには、

①地方企業を世界市場に直結させビジネスの国際化を進めること、
②キャッチアップ型からフロントランナー型の成長への転換とダイナミズムのある経営を行うこと、

が重要だと指摘した上で、

  • 中小企業の製品輸出、

  • 農林水産物・食品の輸出

  • インバウンドの取込み

の観点から諸施策を取りまとめ、戦略を策定しました。

3.今後について

研究会の検討や報告書の内容を、当省の各種施策に反映していく予定です。

関連資料

担当

滝波経済産業大臣政務官室
担当者:山中、渡邉、堂上(大臣官房総務課)
電話:03-3501-1511(内線 2027)
03-3501-1222(直通)
03-3501-0541(FAX)