渡辺復興大臣閣議後記者会見録(令和元年5月10日(金)9:21~9:25 於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 13日月曜日でございますけれども、福島県郡山市、楢葉町、南相馬市を訪問する予定です。
 郡山市では、除去土壌等の搬出作業を視察する予定です。
 また、ロボット関連企業で、福島イノベーション・コースト構想を担う、楢葉町のファスニング・ディワン株式会社、南相馬市の有限会社ワインデング福島を視察する予定です。
 その後、福島ロボットテストフィールドにおいて、先月開所した南相馬滑走路で行われる固定翼ドローンの飛行試験等を視察する予定です。

2.質疑応答
(問)今回の視察では、イノベーション・コースト構想に具体的に取り組んでいる企業や、ロボットテストフィールドの整備状況を視察すると思いますが、今回の視察の狙いについて改めてお願いしたいと思います。
(答)今、福島県において、どのように産業再生が行われていくか、その中核を担っているのが福島イノベーション・コースト構想だというふうに思います。
 その中心的なプロジェクトでありますロボットテストフィールド、この施設の進捗状況等を確認していきたいというふうに思っております。
(問)昨日から東京オリンピックのチケット抽選の受け付けが始まりました。改めて、復興五輪に向けて今後、復興庁として取り組んでいくことと、チケット抽選の受け付けが始まったということについての所感もあわせてお願いします。
(答)まず、東京オリンピックのチケットの申し込みが始まったということであります。いよいよ始まったかなと。来年に向けて、しっかりと対応していただきたいというふうに思っておりますけれども、聞くところによりますと、なかなかつながらないという事例もあったようでございます。それだけ国民の皆様方に関心を持っていただいているということに、私自身はうれしく思いますけれども、やはり対応をしっかりしていかなければいけない、そのように思っております。
 そしてまた、復興五輪についてでありますけれども、まず、3月26日にJヴィレッジから聖火が出発します。いわゆるトーチの火、聖火の受け入れを、どのように地域の皆様方にアピールするか。これは大変重要なことだというふうに思っておりますので、今からその準備は各自治体において対応していただきたいというふうに思っております。
(問)10連休が終わりまして、今週の火曜日から大熊町で新しい役場での業務が正式に始まりまして、大河原地区を中心として大熊町の新しいまちづくりがスタートしたところでございますが、改めて、あすで8年2か月という節目になりますが、今度どのように大熊町をはじめ帰還困難区域を抱える自治体の復興を進めていく考えでいらっしゃいますか。
(答)まずは、大熊町の新庁舎の業務再開、私自身は大変明るい動きだというふうに思っております。
 実は私、まだ転居する前の会津若松にある仮庁舎に行ってまいりまして、職員の皆様方を慰労、そしてまた激励をしたところであります。今回、開庁式に出席をさせていただき、さらに、7日から業務が開始された一連の流れは、私にとりましても大変うれしいことだというふうに思っております。まさにこれは地元の復興への一つの大きな原動力になっていくのではないか、そのように思います。
 さらに、ぜひともそういう環境をいち早くつくって、帰還困難区域の皆様方に示していきたい、そのように思っております。

(以    上)