1.  本13日,午後7時10分から約90分間,飯倉公館において,河野太郎外務大臣は,外務省賓客として訪日中のリム・ジョクホイ・ASEAN事務総長(H.E.Dato Lim Jock Hoi, Secretary-General of ASEAN)との会談,日ASEAN技術協力協定の署名式,共同記者発表,河野大臣主催夕食会を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 会談において,河野大臣から,リム事務総長の訪日に歓迎の意を述べると共に,今次訪日の機に,日ASEAN関係を一層発展させていきたい,日ASEAN技術協力協定に署名できることを嬉しく思う旨述べました。これに対し,リム事務総長は,技術協力協定への署名の機会に招待頂いたことに謝意を表明するとともに,天皇の御即位,及び新元号「令和」の時代の幕開けに対する祝意を述べました。

    2 その後,署名式に続き実施された共同記者発表において,河野大臣は,改めて技術協力協定署名に祝意を述べた上で,本年6月及び7月にハノイにおいて開催予定のASEAN-Japan Dayに触れつつ,日ASEAN友好協力50周年の節目となる2023年に向けて,ASEANの友人達,特にリム事務総長と共に,手に手を携えて日ASEAN関係を更に発展させていきたい旨述べました。これに対し,リム事務総長から,技術協力協定の署名は,日本によるASEAN共同体支援の手段を増やし,日ASEANの友好関係の更なる強化に資するものとして重要である,河野大臣による継続的なリーダーシップ及び支援に感謝する旨述べました。 

    3 続いて,河野大臣主催夕食会において,双方は,日ASEAN協力,並びに,自由で開かれたインド太平洋,北朝鮮,南シナ海問題,ラカイン州情勢等の地域・国際情勢についても意見交換を行いました。