2019年5月7日

令和元年5月6日(月曜日)に、静岡県内でガス漏えい爆発事故(負傷者8名)が発生しました。

1.事故の概要

令和元年5月6日(月曜日)に、静岡県内でガス漏えい爆発事故が発生しました。これを受け、高圧ガス保安法に基づき、本日、液化石油ガスの販売事業者(袋井ガス株式会社、法人番号:5080401017309)から静岡県を通じて関東東北産業保安監督部に事故の報告がありました。詳しい状況は以下のとおりです。
また、同様の情報を本日、産業保安のホームページに掲載しますので併せてお知らせします。

【掲載箇所】
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/citygas/gasjiko/index.html

事故発生日時:令和元年5月6日(月曜日) 午後2時10分頃
事故発生場所:静岡県
人的被害:負傷者8名(重傷1名、軽傷7名)
物的被害:プレハブ小屋の窓、出入り口扉等の破損、室内床、壁、収納等の一部焼損
事故概要:一般住宅に併設されたプレハブ小屋内で、料理をしていた住人1名と小屋周辺にいた7名が飛散したガラス片等で負傷するガス漏えい爆発事故が発生しました。原因は、プレハブ小屋内の10kg容器に接続するガス栓の誤開放により漏えいしたガスが引火し、爆発したものと推定されますが、現在詳細を袋井ガス株式会社が調査中です。

供給事業者:液化石油ガス販売事業(質量販売*)
*販売先に設置したガスメーターにより計量した使用量(体積量)に応じて課金する販売形態ではなく、容器に充てんした液化石油ガスの重量に応じた金額で売り切る販売形態。
ガス種:液化石油ガス(LPガス)
機器分類:ガス栓

(参考情報)
製造者:調査中
型式:調査中
製造年:調査中

2.注意喚起について

○質量販売で液化石油ガスを購入し使用する場合には、液化石油ガス販売事業者から取扱いの説明を十分に受け、それに従って使用するようにしてください。

○屋台等の移動設備で液化石油ガスを使用する場合は、日常的にボンベ、調整器、ゴム管等の消費設備の点検を行い、容易に着脱しないよう確実に取り付けてください。
また、水平で、かつ、上から物が落ちるおそれのない場所に置くなど、ボンベの転倒防止措置を確実に行ってください。

○ガスの臭いを感じたら、直ちに緊急連絡先(液化石油ガス販売事業者又は保安機関)へ連絡してください。
・使用中の火気は全部消してください。
・火気は絶対に使用しないでください。
・着火源となる換気扇、電灯等のスイッチに絶対手を触れないでください。
・窓や戸を大きく開けてください。
・ガス栓やメーターガス栓を閉めてください。
・液化石油ガスは本来臭いがありませんが、ガスが漏れた時にすぐに気づくように、付臭してあります。

○LPガス容器が不要となった際は、液化石油ガス販売事業者に処分を依頼して下さい。

○ガスの消費設備を使用した際、異常を感じた場合は使用を中止し、速やかに製造メーカー又は液化石油ガス販売事業者へ連絡してください。

○当省HPにガス事故防止のための様々なパンフレット等を掲載しています。是非ご覧ください。
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/kouhou/index.html

担当

産業保安グループ ガス安全室長 田村
担当者:石津、西谷
電話:03-3501-1511(内線 4931~7)
03-3501-1672(直通)
03-3501-1856(FAX)