2019年5月7日
令和元年5月3日(金曜日)に、福岡県内で一酸化炭素中毒事故(軽症1名)が発生しました。
1.事故の概要
令和元年5月3日(金曜日)に、福岡県内で一酸化炭素中毒事故(軽症1名)が発生しました。これを受け、ガス事業法に基づき、同月4日、西部瓦斯株式会社(法人番号:6290001014048)から九州産業保安監督部に事故の報告がありました。詳しい事故の状況は以下のとおりです。
また、同様の情報を本日、産業保安のホームページに掲載しますので併せてお知らせします。
[掲載URL]
ガス事故の発生状況
事故発生日時:令和元年5月3日(金曜日)午前0時50分頃
事故発生場所:福岡県
人 的 被 害:軽症1名
物 的 被 害:なし
事故概要:一般住宅において、入浴中の住人1名が軽症を負う一酸化炭素中毒事故が発生しました。原因は、風呂釜が何らかの要因により不完全燃焼を起こし、排ガスが浴室内に滞留したものと推定されますが、現在詳細を西部瓦斯株式会社が調査中です。
供給事業者:ガス小売事業者
ガス種:13A
機器分類:風呂釜
参考情報
製造者:株式会社ノーリツ
型式:GBSQ-3(BF式)
製造年月:1980年4月
2.注意喚起について
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ガス機器の使用中は、必ず換気をしてください。
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一酸化炭素中毒のもっとも軽い症状は、前頭部に軽度の頭痛を感じることです。ガス機器を使用中、いつもと違って気分が悪い、体調に違和感を感じる、といった症状が出たときは、換気の確認をするようにしてください。
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ガス機器を使用するときは、換気をしてください。必ず換気装置等を使用してください。また、同時に給気口を確保する等により新鮮な空気を取り入れることも換気のために必要です。
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ガスが燃焼するには新鮮な空気(酸素)が必要です。空気が不足すると、不完全燃焼をおこし、一酸化炭素中毒の原因となり、死亡事故につながることがあります。
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ガス機器の排気が十分に行われないと、排気ガスが室内にあふれて、一酸化炭素中毒をおこすことがあります。
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ガス機器やガス設備は、日頃から点検・お手入れをしてください。
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日頃からの点検・お手入れが、ガスによる事故を防ぐ基本です。
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日頃の点検を心がけ、不審な点が見つかったらガス事業者などに連絡して、すぐに改善してください。
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「ガス漏れ」及び「不完全燃焼によって発生した一酸化炭素」を検知できる警報器(ガス・CO警報器)の設置をおすすめします。
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「ガス漏れ」及び「不完全燃焼によって発生した一酸化炭素」を検知すると、ランプと音声でお知らせします。
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ガスの種類によっては、ガス警報器とCO警報器をそれぞれ設置する必要があります。
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その他ご参考として、経済産業省のHPにガス事故防止のためのパンフレット等を掲載しております。是非ご覧ください。
担当
産業保安グループ ガス安全室長 田村
担当者:石津、岡田
電 話:03-3501-1511(内線4931~7)
03-3501-4032(直通)
03-3501-1856(FAX)