2019年4月25日

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)は、特許・実用新案・意匠・商標の公報等を無料で検索・照会できるデータベースです。平成31年5月7日に、特許・実用新案・意匠・商標の前日までの審査・審判書類を参照できるようにするなど、J-PlatPatの大幅な機能改善を行います。

これにより、自社・他社案件の審査・審判結果を早く正確に把握することができるようになり、より効果的・効率的に研究開発等を進めることができるようになります。

1. リリース予定

平成31年5月7日(火曜日)9時00分

2. 新機能

情報更新の迅速化や検索範囲の拡充などの機能改善を行い、利便性をさらに向上させます。また、初めての方でもスムーズにご利用いただけるよう、画面を整理し、見やすくします。

主な新機能は以下のとおりです。

  1. タイムラグを短縮し、参照できる書類を拡充します
    特許庁が書類を発出してから審査・審判経過情報が参照可能になるまでの期間を、約3週間から、原則1日に短縮します。
    また、参照できる書類を、特許・実用新案に加え、意匠・商標にまで拡充します。
    ※意匠・商標の書類は、平成31年1月以降の書類(意匠は、登録になったもののみ)が照会対象になります。

  2. データベースを拡充します
    特許庁の審査で拒絶された商標出願や、権利が抹消された商標登録を新たに検索できるようになります。
    また、近年、急増している中国の特許文献を日本語で検索できるようになります。

  3. 機械翻訳の質を改善します
    AIを活用した最新の機械翻訳アルゴリズムにより、質の向上した日英翻訳を提供します。

  4. 画面表示を分かりやすくします
    初めての方でもスムーズにご利用いただけるよう、メニューや初期画面を整理します。

ユーザーの皆様は、これらの機能を活用いただくことにより、自社・他社案件の審査・審判結果を早く正確に把握することができるようになります。また、より正確で効率的な先行技術調査が可能となることで、重複出願の防止、研究開発段階における重複投資の防止、より適切な海外出願戦略の策定に活用いただけます。

(参考)特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)について

特許庁及び独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)では、特許情報をより多くの方に、簡単に利用してもらうため、平成11年3月にインターネットを通じて特許情報を無料で提供する「特許電子図書館(IPDL)」サービスを開始しました。その後、高度化、多様化する特許情報に対するユーザーニーズに応えるべく、平成27年3月に特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)としてリニューアルを行いました。

J-PlatPatは、特許、実用新案、意匠、商標の国内外の公報等約1億3000万件や、審査、登録、審判に関する経過情報等を蓄積しており、その利用回数は年間1億回を超えるなど、日本において、誰でも無料で検索・照会ができる特許情報提供サービスとして定着しております。

関連リンク

担当

特許庁 総務部 総務課 特許情報室長 古田
担当者:長部
電話:03-3581-1101(内線2361)
03-3597-0330(直通)
03-3592-8838(FAX)