1.  本23日,外務省において,NPT運用検討会議第3回準備委員会に向けた外務省とNGOとの意見交換会が開催されました。外務省側から辻清人外務大臣政務官他,NGO側から川崎哲ピースボート共同代表等15名が参加しました。概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,木戸季一・日本原水爆被害者団体協議会事務局長及び金子哲夫・核兵器廃絶をめざすヒロシマの会運営委員から,辻政務官に対し,日本の核軍縮・不拡散政策に対する要請・質問書を手交しました。

    2 辻政務官から,核兵器のない世界を目指していく上で,市民社会の意見は極めて重要であり,我が国は,唯一の戦争被爆国として,核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードしていく責任がある旨述べるとともに,広島・長崎の被爆者の方々の長年にわたる努力に改めて敬意を表したい旨述べました。また,辻政務官は,4月16日に河野大臣に提出された「核軍縮の実質的な進展のための賢人会議」の「京都アピール」を,4月29日から開催されるNPT運用検討会議第3回準備委員会に然るべくインプットしつつ,核軍縮の進展に向け,しっかりと取り組んでいきたい旨述べました。

    3 これに対し,NGO側から,我が国の核軍縮・不拡散政策等について様々な意見や質問が出され,活発な意見交換が行われました。