2019年4月16日

世耕弘成経済産業大臣は、第5回日中ハイレベル経済対話に出席するため、平成31年4月14日(日曜日)から15日(月曜日)にかけて、中華人民共和国・北京を訪問しました。

また、李克強(り・こっきょう)国務院総理への表敬及び鍾山(しょう・ざん)商務部長との会談を行いました。

1.第5回日中ハイレベル経済対話

  • 4月14日(日曜日)に開催された本対話には、河野外務大臣ほか関係閣僚とともに出席し、経済産業省関係では、主に以下の内容について、中国側関係閣僚と幅広い議論を行いました。

  1. 日中双方のマクロ経済政策・経済情勢等

  2. 国際ルール・慣行に則った貿易・投資の推進、ビジネス環境改善の重要性(特に日本側から強制技術移転、知的財産権保護、データの取扱い、産業補助金等に関する問題意識を伝達)、省エネ・環境分野での協力強化等

  3. 第三国市場協力について、国際スタンダードに合致し、第三国の利益となる企業間協力の具体化の推進。イノベーション協力について、マーケット創造につながる標準の整備や環境整備として知的財産分野での具体的な進展や課題等に関する議論の継続等

  4. G20、RCEP、WTO改革に関する連携、過剰生産能力問題の解決の重要性等

2.世耕大臣の李克強国務院総理への表敬

  • 4月15日(月曜日)、河野外務大臣ほか関係閣僚とともに、李克強国務院総理を表敬しました。

  • WTO改革、過剰生産能力問題、RCEPなどの多国間の課題や、水素社会の実現に向けた協力、第三国市場協力などの二国間協力について意見交換をしました。

3.世耕大臣の鍾山商務部部長との会談

  • 4月15日(月曜日)、鍾山商務部部長と会談を行いました。

  • 6月のG20貿易・デジタル経済大臣会合に向けてWTO改革などについて議論し、中国と連携しながら議長国としてリードしていくことについて支持を得ました。第三国市場協力について、国際スタンダードに則った具体的案件の創出に向けて日中で連携していくことやRCEPの年内妥結に向けた交渉加速化について確認しました。

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