平成31年4月14日
農林水産省

岐阜県は、岐阜県山県市の養豚農場で発生した豚コレラ(国内12例目)に関し、本日(4月14日(日曜日))午前0時をもって、発生施設の半径3kmから10kmまでの区域で設定している搬出制限区域を解除しました。 なお、本件は岐阜県においてもプレスリリースを行っております。

1.経緯及び今後の予定

  • (1)平成31年3月23日、岐阜県は、岐阜県山県市の養豚農場において国内12例目となる豚コレラが発生したことを受け、家畜伝染病予防法に基づき、移動制限区域(発生農場の半径3km以内の区域)及び搬出制限区域(発生農場の半径3kmから10kmまでの区域)を設定しました。
  • (2)3月26日までに、当該農場で飼養されている豚の殺処分及びその死体の埋却、汚染物品の処理及び畜舎の消毒を完了し、当該施設における防疫措置を完了しました。
  • (3)発生農場等における防疫措置完了から17日が経過したことから、岐阜県は、4月13日から移動制限区域内の豚飼養農場について、清浄性を確認するための検査(臨床検査、血清抗体検査、遺伝子検査)を実施し、全て陰性であることを確認しました。
  • (4)これを受け、岐阜県は、家畜伝染病予防法に基づき、搬出制限区域を本日(4月14日(日曜日))午前0時に解除しました。
  • (5)岐阜県においては、豚・いのししを飼養する農場における衛生管理を徹底し、豚コレラウイルスの侵入防止に取り組んでいます。また、野生イノシシにおける豚コレラウイルスの感染が続いている地域での野生いのししの捕獲や検査、豚コレラ経口生ワクチンの散布を行うとともに、防護柵の設置、道路や登山口等における消毒の実施等により本病の拡散防止に努めていくこととしています。

2.その他

  • (1)豚コレラは、豚・いのししの病気であり、人に感染することはありません。食品安全委員会の見解によれば、仮に豚コレラにかかった豚やいのししの肉等を食べても人体に影響はないとされており、正確な情報に基づいて冷静に対応していただくようお願いいたします。
    (参考)食品安全委員会ホームページ
    http://www.fsc.go.jp/sonota/csf/(外部リンク)
  • (2)現場での取材は、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。 今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者は根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いいたします。  

3.参考

平成31年3月23日付けプレスリリース「岐阜県における豚コレラの疑似患畜の確認(国内12例目)について」
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/190323.html

お問合せ先

消費・安全局動物衛生課

担当者:山野、山木
代表:03-3502-8111(内線4582)
ダイヤルイン:03-3502-8292
FAX番号:03-3502-3385