2019年4月8日

経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2019年9月25日、「カーボンリサイクル産学官国際会議」を開催します。同会議では、CO2を炭素資源(カーボン)として捉え、これを回収し、多様な炭素化合物として再利用(リサイクル)するという「カーボンリサイクル」について、世界の主要な国の産学官の関係者の参加を得て、最新の知見、国際連携の可能性を確認するとともに、イノベーションを効果的に推進するための課題について議論を深めることを目指します。

1.概要・目的

2050年80%削減に向けて、CO2の分離・回収や利用に係る技術は、将来の有望な選択肢の一つであり、そのイノベーションが重要です。こうした観点から、CO2を炭素資源(カーボン)として捉え、これを回収し、多様な炭素化合物として再利用(リサイクル)するという「カーボンリサイクル」という概念を本年2月に我が国は打ち出しました。「カーボンリサイクル」は、気候変動問題の解決への貢献、また新たな資源の安定的な確保という、2つの課題解決を両立させるイノベーションとして期待されているものです。

カーボンリサイクルの実現に向けては、世界各国の産・学・官と歩調を合わせ連携していくことが重要です。このため、経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の主催の下、カーボンリサイクル産学官国際会議を開催します。世界各国の産・学・官の第一人者に御参加いただき、各国の革新的な取組や最新の知見、国際連携の可能性を確認するとともに、各国間の産学官のネットワーク強化を促します。また、本年6月に取りまとめる「カーボンリサイクル技術ロードマップ」の更なる議論やイノベーションを創出するための課題等について議論を深めることを目指します。

2.日時・場所等

日時:2019年9月25日(水曜日)午後
場所:東京都内を予定
開催形式:講演、プレゼンテーション及びパネルディスカッション
出席者(予定):各国政府、国際機関、民間企業、大学・研究機関
主催:経済産業省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
※後日、事務局ホームページにて参加登録等をご案内します。

担当

資源エネルギー庁 資源・燃料部
カーボンリサイクル室長 南
担当者:塚田、梅田、石橋
電話:03-3501-1511(内線 4681~4684)
03-3501-1727(直通)