2019年4月5日

知財とビジネスの両面からスタートアップを支援する「知財アクセラレーションプログラム」(IPAS)について、2018年度の成果事例集を作成しました。

1.知財アクセラレーションプログラム(IPAS)とは

知財アクセラレーションプログラム(IPAS)は、特許庁が2018年度に初めて実施した知財に特化したアクセラレーションプログラムです。

本プログラムでは、支援先スタートアップに対して、知財の専門家とビジネスの専門家からなるメンタリングチームを派遣することで、ビジネスに合った知財戦略の構築を支援します。

2018年度の第1期においては、スタートアップ10社について、昨年10月から12月の約3か月間にわたってメンタリングを実施しました。
3月14日の成果報告会(デモデイ)では、支援先スタートアップから、IPASで得た成果を発表していただきました。           ※成果報告会の様子はこちら外部リンク

2.IPAS 2018 成果事例集

本書は、IPASの中で各社が得た成果や知見を、他のスタートアップにも広く知ってもらい、各社の知財マネジメントに活かしてもらうことを目的として、作成しました。2018年度のプログラムにおいて実際にでてきた事例をもとに、ビジネスと知財に関する9つの課題と、それに対する解決方法をまとめています。例えば、他者との共同研究契約における知財条項の検討や、特許出願の際の注意点など、事業戦略と切っても切り離せない知財戦略の考え方について、解説しています。

スタートアップの方はもちろん、スタートアップをビジネス面、知財面から支援する支援者の方々にも役に立つ支援のポイントも掲載しています。

3.掲載場所

IPAS成果事例集は、特許庁のスタートアップ向け知財ポータルサイト「IP BASE外部リンク」にて公表しています。

4.2019年度のIPASについて

IPASは、2019年度も規模を拡大して実施します。スタートアップの公募は4月下旬以降に開始する予定です。最新情報は「IP BASE外部リンク」に掲載いたします。

関連リンク

担当

特許庁 総務部 企画調査課長 今村
担当者:菊地、進士、吉野
電話:03-3581-1101(内線 2154)
03-3592-2910(直通)