1.  3月26日から28日まで,山田賢司外務大臣政務官は,マダガスカル共和国を訪問したところ,概要は以下のとおりです。

    1 アンジアナイリヴェル国土整備・居住・公共事業大臣(外相代行)との会談
     26日(現地時間同日),山田政務官は,アジュ・アンジアナイリヴェル国土整備・居住・公共事業大臣(H.E. Mr.Hajo Andrianainarivelo, Minister of Land Planning, Housing and Public Works)と会談を行いました。
     冒頭,山田政務官から,新政権での国土整備・居住・公共事業大臣就任のお祝いを述べるとともに,日本政府としてラジョリナ大統領の新政権との間でも二国間関係を強化していく考えである旨述べました。
     アンジアナイリヴェル大臣から,日本からの様々な分野での支援に対し謝意が表されるとともに,本年8月に橫浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に向けて双方で協力していくことが確認されました。
     双方は,海洋安全保障,国連安保理改革等の国際場裡における課題についても意見交換を行いました。

    2 ラジョリナ大統領への表敬
     27日(現地時間同日),山田政務官は,アンジ・ニリナ・ラジョリナ大統領(H.E.Mr.Andry Nirina Rajoelina, President of the Republic of Madagascar)を表敬しました。
     冒頭,山田政務官から,大統領就任に祝意を表し,ラジョリナ新政権の下でも引き続き二国間関係を強化していく考えを伝えました。また,トアマシナ港の拡張工事計画と日本企業によるアフリカ最大規模の鉱業投資事業であるアンバトビー・プロジェクトは,日・マダガスカル協力の象徴であり,両国が協力して両事業を円滑に実施していきたい旨述べました。
     これに対し,ラジョリナ大統領から,日本の支援に対する謝意が表され,本年8月に横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に向けて双方で協力していくことが確認されました。
     また,双方は,海洋安全保障や国連安保理改革等の国際場裡での課題について意見交換を行いました。
     表敬の後,双方の立ち会いの下,母子保健サービス改善のための無償資金協力「経済社会開発計画」及び「マダガスカル国営テレビ局番組制作機材及び番組ソフト整備計画」に関する書簡の署名及び交換が行われました

    3 その他
     山田政務官は,日本の支援で拡張工事が実施されているトアマシナ港近郊にあるアンバトビー社のニッケル精錬工場のほか,ティヌカ・ロベルト・ミカエル・ラハルアリララ青年スポーツ大臣(H.E. Mr. Tinoka Roberto Michael Raharoarilala, Minister of Youth And Sportshoudou)と共に青年海外協力隊の活動を視察しました。また,在留邦人とも意見交換等を行いました。