平成31年3月29日
農林水産省


農林水産省は、「多面的機能支払交付金の施策の評価」を取りまとめましたので、公表します。

1.施策の評価について

多面的機能支払交付金による取組の推進に当たっては、地域資源の適切な保全管理に資する活動に関して、国民の理解の増進に努めることが必要です。
このため、本交付金の交付が計画的かつ効果的に実施されるよう、交付状況の点検及び効果の評価を行い、施策に反映するため、有識者による第三者委員会を設置し、本交付金の実施に係る助言をいただいてきたところです。
本交付金の制度創設から5年を経過するに当たって、「多面的機能支払交付金の施策の評価」を取りまとめましたので公表いたします。

2.施策の評価のポイント

施策の評価のポイントは、以下のとおりです。

1.平成30年3月末現在、全国1,429市町村において、28,290組織が約227万haの農用地で、約41.9万kmの水路、約24.1万kmの農道、約4.6万箇所のため池を対象に地域の共同活動による保全管理活動を実施。本交付金の創設以前と比較して認定農用地面積は約1.5倍に増加しており、地域の共同活動による保全管理活動は着実に拡大。
2.全国の対象組織には、農業者・非農業者合わせて234万人・団体が参画しており、このうち非農業者は71万人・団体で全体の約3割。
3.本交付金の交付状況を点検し、6つの視点により効果の評価を行ったところ、農業・農村の有する多面的機能が適切に維持・発揮され、担い手農家への農地集積という構造改革を後押ししていると評価。
4.本交付金を通じた地域の共同活動がより効果的・効率的に実施されるよう引き続き本交付金による支援を行っていくことが必要。また、本交付金が構造改革の後押し等地域農業への貢献に寄与していることが確認され、人・農地プラン等と連携した更なる活動の展開を推進。

「多面的機能支払交付金の施策の評価」の概要は、添付資料を御覧ください。

施策の評価及び参考図表等詳細な資料については、以下のURLを御覧ください。
http://www.maff.go.jp/j/nousin/kanri/tamen_sesaku.html

<添付資料>
多面的機能支払交付金の施策の評価の概要(PDF : 410KB)

お問合せ先

農村振興局整備部農地資源課多面的機能支払推進室

担当者:森、大森
代表:03-3502-8111(内線5493)
ダイヤルイン:03-6744-2197
FAX番号:03-3592-0302

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