1.  本27日午後6時50分から70分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のディオニシオ・ダ・コスタ・バボ・ソアレス東ティモール民主共和国外務・協力大臣(His Excellency Dr. Dionisio da Costa Babo Soares, Minister for Foreign Affairs and Cooperation, The Democratic Republic of Timor-Leste)との間で夕食を交えつつ外相会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1. 冒頭,河野大臣から,バボ大臣の訪日を歓迎する,昨年10月に日本の外務大臣として独立回復以降初めて東ティモールを訪問した際に歓待を受けたことに感謝,今年は第1回東ティモール支援国東京会合から20周年にあたり,この機会での両国関係の更なる強化に向けてバボ大臣と深く議論したい旨述べました。
    2. これに対し,バボ大臣から,昨年8月以来の再会を嬉しく思う,河野大臣の歓迎に感謝する,大阪訪問も意義深かった,相互訪問等を通じ,一層両国間関係を強化していきたい旨述べ,また,東ティモールでは雇用創出を目標に掲げており,東ティモール労働者の派遣についても関心が示されました。
    3. さらに,両大臣は,東ティモールの産業多角化や雇用創出に向けた教育・人材育成,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会も念頭においた人的交流,インフラ整備,海洋等の分野での協力などを強化していくことで一致するとともに,日本・東ティモール・インドネシア三カ国協力の進展を歓迎し,第2回実務者協議の早期実施を目指す意思を確認しました。
    4. また,両大臣は, 北朝鮮や南シナ海問題を含む地域情勢・国際情勢に関して意見交換を行いました。