1. 1 本25日,東京において,日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)に基づく合同委員会の第1回会合が開催されました。民主主義,法の支配,人権,基本的自由等の共通の価値及び原則をうたう新たな国際約束である日EU・SPAの履行は,これにより,実質を伴うものになることが期待されます。日EU・SPAは,外交・安全保障政策の幅広い分野及びその他の分野別協力に関する協力強化のための法的な枠組みを提供するものとなっています。

    2 第1回合同委員会において,SPAの下における初期段階の協力として,次の事項を含む優先事項についての協議が行われました。

    • 持続可能な連結性及び質の高いインフラ
    • 地球規模課題

    3 さらに,両者は,プライバシー及びデータ・セキュリティ等のデジタル経済に関係する課題における協力を強化していくことを決定しました。日EUは,SPAに基づき,安全保障政策における協力を強化することについても一致しました。

    4 また,この場で日EU・SPA合同委員会の手続規則が採択されました。第1回合同委員会では,正木靖外務省欧州局長及びギュンナー・ヴィーガンド欧州対外活動庁(EEAS)アジア太平洋総局長(Mr. Gunnar Wiegand, Managing Director for Asia Pacific, European External Action Service)が共同議長を務めました。