1.  本22日,河野太郎外務大臣は,李盛大(イ・ソンデ)LSHアジア奨学会名誉会長が逝去されたことを受け,以下の弔意メッセージを発出しました。

    「故李秀賢(イ・スヒョン)さんの御尊父・李盛大(イ・ソンデ)LSHアジア奨学会名誉会長の訃報に接しました。

     かつて,新大久保駅で線路に転落した人を救うために自らを犠牲にした李秀賢さんの勇気ある行動は,多くの日本国民を感動させました。また,李秀賢さんが,日韓関係のため仕事をしたいという希望を持っていたことを知った多くの日韓の関係者が,その後,李秀賢さんの志を受け継ぎ,実際に日韓の架け橋となりました。

     そんな李秀賢さんがこの世を去った後,まさに同じ志を持ってアジア諸国から日本語を学びに来た留学生達を支援するため設立されたのがLSHアジア奨学会でした。その名誉会長として長らく活躍されたのが,御尊父李盛大さんでした。

     李秀賢さん,李盛大さんが遺してくださった足跡を想起する時,日韓関係を重視する私として深い悲しみの念を禁じ得ません。同時に,日本国の外務大臣として,御両名の思いの灯を絶やすことなく受け継いでいかなければならないとの決意を新たにしているところです。

     日本国政府及び日本国民を代表し,御遺族に対し,深甚なるお悔やみを申し上げるとともに,李盛大LSHアジア奨学会名誉会長の御冥福を衷心よりお祈り申し上げます。」