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 今日はこのジャパン・ナイト、正に日本のソフトパワーを、このダボスから世界に発信していただきたいと思います。日本を訪れる海外からの観光客も我々が政権をスタートさせた6年前は800万人だったんですが、昨年は恐らく3,000万人を超えました。そして日本の農林水産物の輸出額も6年前は4,500億円だったんですが、昨年は恐らく9,000億円を上回る勢いであったと思います。この両方の目標を掲げたときには、そもそも無理だと言われたのですが、大切なことはまず目標を掲げることであったと思います。
 今や、例えば日本酒の海外への輸出も増えておりますし、ウイスキーに至っては5倍ですね。新浪(にいなみ)さんが機嫌がいいわけだと思います。
 このジャパン・ナイトには、日本の最強のソフトパワーである日本食、あるいは日本のお酒が用意されていると承知しております。日本のお酒自体は、ウイスキーやワインと違って高価なものにはならないんですが、夢雀(むじゃく)というお酒は、ドバイで60万円で売れたそうであります。今日、夢雀があるかどうかは分かりませんが、夢雀に決して劣らないようなものばかりがそろっていると聞いております。今日の福島県のところに、福島のお酒の、やまとのこころというお酒が出ております。実はこの福島のお酒の酒米は、私の山口県、長州の酒米でできたものであります。かつては長州の酒米を会津の酒屋さんが使うってことはあり得なかったわけでありますが。是非皆さん、世界平和を祈りながらこのお酒を飲んでいただきたいと思います。どうぞ、皆さん、日本の最強のソフトパワーである日本食、そして日本酒を楽しんでいただきたいと思います。どうぞ、皆さん、今日はこのジャパン・ナイトを楽しんでいただき、さらに本物を求めて日本に足を運んでいただくことをお祈りいたしまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。