平成31年3月9日、安倍総理は、岩手県を訪問しました。

 総理は、釜石市で三陸沿岸道路及び東北横断自動車道の開通式典に出席しました。続いて、釜石駅で訓練運転列車を視察しました。午後には、釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムを視察した後、子供たちの練習を視察しました。その後、大船渡市の商業施設を視察し、最後に陸前高田市の飲食店で、地域の方々と懇談しました。

 視察後、総理は次のように述べました。

「本日は、釜石、大船渡、そして陸前高田にお伺いいたしました。もうじき、震災から丸8年となります。被災地の皆様にとって、この8年、様々な困難があったと思います。その中で、皆さんの懸命な努力によって道路や鉄道が開通し、そして商業施設が開業しました。正に被災地の皆さんの努力によって復興が着実に進んでいる。その姿を、この目で確かめることができました。
 あと半年でラグビーワールドカップが開催されます。世界中の人々が釜石にやってきます。復興スタジアムで繰り広げられる熱戦が、子供たちに夢や希望を与え、そして復興・発展に力を与えてくれることを期待しています。
 ここの、りくカフェにおいては、被災された方々の健康、そして生きがいづくりに携わっている方々からお話を伺いました。心のケアなど、復興創生期間後においてしっかりと取り組んでいかなければなりません。今後、政治の責任とリーダーシップの下で、政府一丸となって対応していくための後継組織を設置し、そして一日も早い復興に全力を傾けていきたいと思っています。
 今後も現場主義を徹底しながら、被災地の声に耳を傾け、皆さんの声を復興につなげていきたいと思います。どうもありがとうございました。」

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