1.  本15日,午前8時30分から約30分間,鈴木憲和外務大臣政務官は,ハワード・バムジー世界水パートナーシップ議長(Mr. Howard Bamsey, Chair of Global Water Partnership (GWP))による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭,鈴木政務官から,バムジー議長の訪日を歓迎したうえで,GWPは,統合的な水資源管理において国際社会で中心的な役割を果たしており,「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」や防災アジェンダの達成に向け,GWPが一層貢献することを期待する旨述べました。

    2 バムジー議長から,水は気候変動,紛争などとも関係する問題であり,特にアフリカを始めとした開発途上国において深刻な課題であることから,日本の先進的な水や防災に関する知見を提供してもらいたい,GWPとしても,世界における水のトップドナーである日本と連携して取組を進めていきたい旨述べました。

    3 これに対し,鈴木政務官から,日本はG20大阪TICAD7,SDGs首脳会合に向け,アフリカなどにおいて,水や防災分野で更なるリーダーシップを発揮していきたく,GWPとどのような連携ができるのか検討していきたい旨述べ,意見交換を行いました。

    [参考]世界水パートナーシップ(GWP)概要
     世界水パートナーシップ(GWP)は,1996年に設立した世界の統合的水資源管理を促進するための国際ネットワーク。スウェーデンのストックホルムに本部を有し,世界183か国の3,000以上のメンバーが加盟している。統合的水資源管理を始めとして,水と災害,越境河川,SDGの分野での政策や具体的な対応策等について,各国及び各地域での取組をサポートしている。