1. 1 本14日,岸輝雄外務大臣科学技術顧問(外務省参与)は,阿部俊子外務副大臣に対し,TICAD7に向けた提言「イノベーション・エコシステムの実現をアフリカと共に」提言の要旨(PDF)別ウィンドウで開く提言(PDF)別ウィンドウで開く)を提出しました(田中明彦科学技術外交推進会議委員が同席)。この提言は,科学技術外交推進会議(座長:岸科学技術顧問)において討議の上,とりまとめられたものです。

    2 阿部副大臣から,科学技術外交推進会議の貢献に謝意を述べた上で,本提言を参考にしつつ,本年8月に横浜で開催予定のTICAD7に向け,日本の強みである科学技術・イノベーション(STI)に関する取組を含め,準備を一層進めていきたい旨述べました。

    [参考1]TICAD7に向けた提言「イノベーション・エコシステムの実現をアフリカと共に」の概要
     イコール・パートナーシップによる持続可能な日・アフリカ関係の発展のため,日・アフリカ間でイノベーションが自律的・持続的に創出されるイノベーション・エコシステムの確立を目指し,4つのS(SDGs,STI,SATREPS,Society5.0)をキーワードに3つの取組((1)STIを活用したSDGsを含む社会課題の解決に向けた支援,(2)STI人材の育成の継続と拡充,(3)ICTの活用強化を通じたSTIの成果の社会実装の促進)につき提言している。

    [参考2]外務大臣科学技術顧問(外務省参与)
     平成27年9月に初の顧問として,岸輝雄東京大学名誉教授が任命され,現在まで各種活動を実施中。外務大臣科学技術顧問は,外務大臣の活動を科学技術面でサポートし,各国の科学技術顧問・科学技術分野の関係者との連携強化を図りながら,各種外交政策の企画・立案における科学技術の活用について外務大臣及び関係部局に対し助言を行う。

    [参考3]科学技術外交推進会議
     平成27年12月,岸田文雄外務大臣(当時)は,科学技術の各種分野における専門的な知見を外務省参与(外務大臣科学技術顧問)の下に集め,我が国のトップ外交やハイレベル国際会議を含む各種外交政策の企画・立案過程に活用するため,「科学技術外交アドバイザリー・ネットワーク」を構築することとし,その一環として,科学技術外交の関連分野における学識経験者に対し,「科学技術外交推進会議」の委員を委嘱した(現在,委員は岸顧問含め17名)。