平成31年2月26日
農林水産省

農林水産省は、岐阜県及び愛知県で発生している豚コレラに対する防疫対策を強化するため、本日、豚コレラ拡大防止に対する対策を追加いたしました。

1.養豚農家における発生予防対策

・岐阜県での指導経験を持つ国の獣医師等が、愛知県等の農場指導を行う獣医師職員に対して指導を行います。また、岐阜県内の現地指導を引き続き実施するとともに、愛知県等の農場指導を実施します。さらに、岐阜県・愛知県以外の7府県37農場において、飼養衛生管理基準の遵守状況について、国によるチェックを開始します。
・農場内に立ち入る関係者に対する消毒を徹底します。
・全県を対象として、チェックシートの活用について個別指導を開始します。

2.養豚農家におけるまん延防止対策

・豚コレラの早期発見のポイントとなる症状を、家畜伝染病予防法の「特定症状」に位置付けるとともに、農場・獣医師からの早期通報を義務化します。
・いのしし陽性地域から半径10km以内に所在する農場について、現行の監視体制に加え、岐阜県・愛知県が定期的な立入検査を実施します。
・農場に出入りする畜産関係団体に、運搬車両等の消毒、作業者の靴の履き替えなどの徹底を改めて指導します。
・家畜保健衛生所と公衆衛生部局が連携し、と畜場での交差汚染の可能性について検証し、必要な汚染の防止対策を検討します。

3.経営再開支援

・家畜疾病経営維持資金を拡充します。
   (1)経営維持資金の対象に制限区域外の農家を追加
   (2)償還期限を7年以内(据置3年以内)に延長
   (国費分以外の地方自治体が負担した費用について、2分の1を特別交付税として措置)
・発生農家等を対象に、豚マルキンの生産者負担金の納付を免除します。
・家畜防疫互助基金について、基金の枯渇による減額を行わないとともに、基金を積み増しします。

お問合せ先

(養豚農家における発生予防対策及びまん延防止対策について)
消費・安全局動物衛生課
担当者:山野、西尾
代表:03-3502-8111(内線4581)
ダイヤルイン:03-3502-5994
FAX番号:03-3502-3385

(経営再開支援について)
生産局畜産部畜産企画課
担当者:木下、森武
代表:03-3502-8111(内線4895)
ダイヤルイン:03-3502-5979
FAX番号:03-3501-1386