1. 1 2020年秋に国連において行われる予定の国際司法裁判所(ICJ)裁判官選挙に関して,日本政府として,岩澤雄司・現ICJ裁判官を我が国候補として支持することを決定しました。

    2 岩澤氏は,国際的に認められた国際法の専門家であるとともに,自由権規約委員会委員長やアジア開発銀行行政裁判所裁判官等の豊富な国際法分野での実務経験を有しており,2018年6月から現職にあります。

    [参考]
     ICJ裁判官選挙の候補者の指名は,各国政府ではなく,国際紛争の平和的処理に関する1907年のヘーグ条約に基づく常設仲裁裁判所国別裁判官団が行うことになっている(国際司法裁判所規程第4条。日本の裁判官団は,小和田恆元ICJ裁判官,柳井俊二国際海洋法裁判所(ITLOS)裁判官,村瀬信也上智大学名誉教授,薬師寺公夫立命館大学教授の四名。)。上記日本政府の決定は,日本の常設仲裁裁判所国別裁判官団の判断を踏まえて行ったもの。