1. 1 2月25日から26日まで, 外務省は,我が国のエネルギー・鉱物資源の安全保障確保に関係する在外公館からの職員を集め,関係省庁・機関,有識者,企業等の参加の下,外務本省において,エネルギー・鉱物資源に関する在外公館戦略会議を開催します。

    2 外務省では,平成21年度から,我が国の資源確保における取組の状況及び今後の方向性について議論を行う場として「エネルギー・鉱物資源に関する在外公館戦略会議」を開催し,エネルギー・資源の安全保障確保に向けた外交的取組や,平成25年2月に設置した「エネルギー・鉱物資源専門官制度」の更なる効果的な運用等について意見交換を行っています。

    3 今年度の戦略会議では,外部から講師を招きエネルギーに関する現状認識を共有した上で,各国の政策・国際情勢等を踏まえつつ,我が国のエネルギー・資源外交の方向性について議論を行う予定です。

    4 なお,今年度は,戦略会議の開催に先立ち,1月28日から29日まで,エジプトのカイロにおいて,「中東地域公館エネルギー・鉱物資源担当官会議」を開催しました。この会議には,中東地域の7か国及びエジプトの各日本大使館のエネルギー・鉱物資源専門官を含む約15名が出席しました。今回の戦略会議では,この担当官会議での議論の成果も報告される予定です。

    [参考1]今次会議に参加する職員が所属する在外公館の所在国・地域(7か国・地域)
     インド,中国, オーストラリア,米国,ロシア,サウジアラビア,EU

    [参考2]エネルギー・鉱物資源専門官(PDF)別ウィンドウで開く
     平成25年2月,在外公館に「エネルギー・鉱物資源専門官」を指名(平成31年2月現在,計53か国,60公館に配置)。当該専門官は,資源関連情報を収集・集約するとともに,民間企業,関係機関等との連絡調整の窓口となるなど,エネルギー・鉱物資源の安全保障確保に向けた外交的取組の強化に従事。

    [参考3]中東地域公館エネルギー・鉱物資源担当官会議
     1月28日から29日まで,エジプトのカイロにおいて,外務省関係者,エジプトを含む中東地域8か国のエネルギー・鉱物資源専門官・担当官,日本貿易振興機構(JETRO),石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC),国際協力機構(JICA)が参加して開催。同地域でのエネルギー・資源外交を進めていく上での課題や対策等について議論を行った。平成28年度から特定地域を対象とする会議を開催しており,今回が3回目となる。