1. 1 本20日(現地時間同日),パラオ・コロール州において,第1回日・ミクロネシア3国会議が開催されました。この会議には,鈴木憲和外務大臣政務官,ファウスティナ・K・ルウール・マルグ・パラオ共和国国務大臣,ジョン・M・シルク・マーシャル諸島共和国外務・貿易大臣,アンドリュー・ヤティルマン・ミクロネシア連邦環境・気候変動・危機管理大臣が出席しました。

    2 冒頭,鈴木政務官から,太平洋の隣人であり,歴史的にも深い絆で結ばれたミクロネシア3国は,日本にとってかけがえのない友人であり,日・ミクロネシア3国間の特別なパートナーシップを維持・強化したい旨述べました。各国から,初めての日・ミクロネシア3国会議の開催を歓迎する旨発言があり,参加者は、この枠組みでの連携を一層強化していくことで一致しました。

    3 更に,鈴木政務官から,ミクロネシア3国の安定と繁栄を共に推進していくため,我が国として今般,防災・減災及び経済社会開発の分野で総額約30.7百万ドル(約34.5億円)の新規支援を決定した旨表明し,各国からは我が国の支援への謝意が表明されました。

    4 また,参加各国は,海洋安全保障や連結性強化等,地域が抱える課題への取り組みや,我が国漁船の安定操業や遺骨収集事業において連携していくことを確認しました。

    [参考]新規の支援表明(総額約30.7百万ドル(約34.5億円))

    • 防災・減災のためのプロジェクト(UNDP経由):約22.3百万ドル(約25億円)
    • 経済社会開発支援:約8.4百万ドル(約9.5億円)