• 写真:面会する安倍総理1
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  • 写真:面会する安倍総理3
写真:面会する安倍総理1
写真:面会する安倍総理2
写真:面会する安倍総理3

 平成31年2月19日、安倍総理は、総理大臣官邸で拉致被害者御家族等と面会しました。

 総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「皆様、今日はようこそ官邸にお越しいただきました。この拉致問題が発生してから長年にわたって、この問題が解決できていない。また、第2次安倍政権発足してから6年が経過しておりますが、まだ、いまだに皆さんの御家族を取り返すことができない。本当に痛恨の極みであります。
 昨年、トランプ大統領が金正恩(キム・ジョンウン)委員長と歴史的な首脳会談を行いました。その首脳会談の際には、拉致問題に対する私の考え方を金正恩委員長にトランプ大統領から伝えていただいたところでございます。その後も米朝が交渉を進めていく中にあって、米国は大変この問題の解決のために協力していただいているところでございますが、今月ハノイにおいて第2回目の米朝首脳会談が行われることが決まっております。
 私は近々トランプ大統領と電話で首脳会談を行い、トランプ大統領に対して私の考え方を伝えたいと思っておりますが、先般、皆様が新しい運動方針を発表されまして、そして皆様の金正恩委員長に向けた考え方、思いをメッセージとして発出されたわけであります。私もよく拝見させていただきました。この皆様のメッセージに込められた皆様の思いが伝わってきたわけでございますが、この皆様の思いをしっかりと私も受け止めまして、その上でどのようにこの問題を解決していくかという考え方について、電話首脳会談の際にトランプ大統領に伝え、その考え方を金正恩委員長に伝えてもらいたいと考えております。
 今後、皆様方の思いを受けて、あらゆるチャンスを逃さないとの考え方の上に、この問題を解決に向けて取り組んでいきたいと、こう考えております。今日は皆様方から率直な話を伺いたいと思いますし、今まで進めてきていること、また、今後の方針についてそれぞれ私からも話をさせていただきたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。」