渡辺復興大臣閣議後記者会見録(平成31年2月15日(金)9:20~9:25 於)復興庁会見室)

1.発言要旨
 17日に東京都において、福島県から首都圏に避難されている方々との意見交換を行うとともに、宮城県で開催されます「新しい東北」交流会に参加する予定です。
 「新しい東北」交流会では、復興に尽力されている方々への「『新しい東北』復興・創生顕彰」などの表彰を行い、また、「ボランティア交流会」において、復興に携わってこられたボランティアやNPOの方々の意見交換会に参加いたします。
 2点目でございますが、この度、「平成30年度産業復興事例集」が完成しました。被災地における様々なチャレンジを、「被災地での再生・進出」、「地域振興・スポーツ振興」などのテーマごとに、全部で30例を掲載しています。
 この中で、特に参考となる取り組みを行った六つの企業・団体に対して、先程述べた「新しい東北」交流会で表彰いたします。これから頑張ろうという皆さんへの良い刺激となることや、掲載された企業への視察や商談が増えることなどを期待しています。

2.質疑応答
(問)17日に、首都圏に避難している福島県の自主避難者の方々と意見交換をなさるということですが、避難者の方々からどのようなところを重点的にお話を伺いたいというお考えですか。
(答)私は、昨年の10月に復興大臣に就任して以来、自治体の皆さん方や、また、様々な支援団体の皆さん方からお話を、また、御意見を伺ってまいりました。
 福島県から広域的に避難されている方にも直接話を伺って、今後の復興政策の遂行に役立てていきたいと考えておりまして、このような場を設定させていただいたわけでございます。
(問)自主避難されている方々の場合は、住宅の確保に関する支援が、福島県を始め徐々に縮小している傾向がある中で、一番の課題になるかと思うんですが、避難されている方々から直接お話を伺って、どのような施策を展開していきたいとお考えでいらっしゃいますか。
(答)これは直接聞いてからの話になるというふうに思います。
(問)産業復興事例集という形で、大変立派な、特に英語も含めた、海外発信も含めたものだと理解いたしますけれども、改めまして大臣として、これを作ったことの狙いと期待されることをお願いいたします。
(答)まず、御覧になっていただくと分かりやすいと思うんですけれども、東日本大震災から3月でちょうど8年経ちます。その間、様々な復興に向けての取り組みがなされておりますが、これを一つの形としてまとめることが大変重要だと、まずこのように思っております。
 そして、ここに掲載された企業について、更にこれらの企業が発展してもらうためには、一つの資料として多くの方の目に触れていく、ここの部分が大変重要だというふうに思います。
 それから、更にこれを参考にして、これからまた頑張っていこうという方たちの良い刺激になるのではないかなと、そのように思っておりますので、うまく活用されていけばというふうに思います。

(以    上)