2019年2月15日

経済産業省は、海外において、民間主導の形で、低炭素技術の普及展開及び途上国におけるクリーンエネルギーへの転換を支援する取組を推進しています。
その一環として、両国の高級事務レベルが議長を務める「日越・エネルギーワーキンググループ」の枠組みの下、今月27日に「日本ベトナム・クリーンエネルギー技術に関する官民連携ワークショップ」を開催します。

イノベーションの成果普及と新市場創出を促すには、各国における政策や制度形成を進めるとともに、技術開発・普及に向けた取組によるビジネス環境整備が不可欠です。本ワークショップの開催を契機として、ベトナムによる政策や制度形成の過程において、今まで我が国が得た知見や経験を活かすとともに、革新技術を活用したプロジェクトの組成に向けた両国の協力をさらに深め、ベトナムにおける市場形成や企業活動の活発化を後押しします。

1.背景・目的

これまで、日本とベトナムの二国間関係においては、気候変動対策のためにJCM(※1)をはじめ、世界の低炭素化に向けた取り組みに協力してきました。
「日越・エネルギーワーキンググループ(※2)」の枠組みの下で、エネルギー・気候変動分野の協力を強化する取組の一環として、ベトナムの商工省の協力を得て、「日本ベトナム・クリーンエネルギー技術に関する官民連携ワークショップ」を今月27日に開催予定です。
本ワークショップでは、冒頭に、国際エネルギー機関(IEA)がASEANを含む世界のエネルギー転換の現状と見通し、IEAとASEANとの協力等について基調講演を行います。その後のプログラムでは、政府機関、国際機関、民間事業者の参加を得て、これまで両国間で実施してきた省エネ技術や再エネ技術の導入による低炭素化プロジェクトの成功事例やノウハウを共有します。
今後は、本ワークショップで議題となったエネルギー・気候変動分野における取組を、二国間の取組みからASEAN域内の各国、ASEANワイドに展開していくことを目指します。

※1 JCM(二国間クレジット制度):優れた低炭素技術や製品の移転を通じた相手国での温室効果ガスの排出削減・吸収への貢献を、日本の貢献分として適切に評価する仕組みです。
※2 「日越・エネルギーワーキンググループ」:2018年7月12日にハノイで第一回を開催。

2.日程・場所等

日時:2019年2月27日(水曜日)午前9時00分12時00分(※受付:8時30分-9時30分)
※参加希望の方は、事務局メールリンクに登録フォームを送付ください。なお、既に多数の参加登録があるため、ご入場いただけない恐れがありますことをあらかじめご了承願います。

場所:
ヒルトンハノイオペラ
Hilton Hanoi Opera No.1 Le Thanh Tong Street, Hoan Kiem District,Hanoi,Vietnam

議事次第:
別添1のとおり。

登録フォーム:
別添2のとおり

関連資料

担当

産業技術環境局 地球環境連携室長 川口
担当者:出雲、宮口
電話:03-3501-1511(内線 3529~3530)
03-3501-1757(直通)