平成31年2月5日(火)

 今朝の閣議では,法務省案件はありませんでした。

千葉県野田市内の小学女児虐待死亡事案に関する質疑について

【記者】
 千葉県野田市の小学4年生の女児が自宅で死亡し,父親が逮捕された事件で,昨日(2月4日),傷害の疑いで母親が逮捕されました。人権擁護を所管する大臣の事件に対する受け止めと,今後の対応についてお教えください。

【大臣】
 個別の事件については,コメントは差し控えさせていただきますが,一般論として,子どもは宝ですから,子どもに対する虐待はあってはならないと思っています。
 法務省としては,人権擁護という観点からも,「子どもの人権を守ろう」を強調事項の一つとして,しっかりと取り組んでいるところです。
 子どもをめぐる様々な人権問題については,子どもが相談しやすい体制をしっかりと作っていかなければならないということで,全国の小・中学校の児童・生徒に相談用の便箋兼封筒を配って,人権侵害の被害や悩み事等を書いて送ってもらうという「子どもの人権SOSミニレター」,フリーダイヤルの電話相談窓口「子どもの人権110番」,メール相談窓口「SOS-eメール」等の取組を行っています。こうした取組をしっかりと周知していきたいと思います。
 また,児童虐待等の人権侵害の疑いのある事実を認知した場合には,人権侵犯事件として調査を行っており,その際には,警察,児童相談所等の関係機関と連携して被害児童の保護を図るなど,事案に応じた措置を講ずることとしています。
 今後も,救済を必要としている子どもを見逃すことのないよう,普段から関係機関と緊密な関係を作り,その上で具体的な事案について積極的に情報交換を行い,より子どもの立場に寄り添った取組を行ってまいりたいと考えています。

(以上)