平成31年2月5日(火曜日)
8時37分~8時42分
於:衆議院本会議場中庭側廊下

冒頭発言

おはようございます。

質疑応答

産業革新投資機構(JIC)

Q:先日、30日、JICの諮問会議が一区切りつきましたが、1点が議論内容の大臣の受け止めと、もう一点が後任人事の選任や検討結果の公表など、スケジュールを教えてください。

A:これまで4回の議論を通じて、有識者の皆様から、ファンドのガバナンス設計において重視すべき点やJIC経営陣に求められる資質・能力、報酬の在り方などについて貴重な御意見を頂いたというふうに思っています。いずれも、今後の具体的な検討を進める上で大変参考になる有意義なものだったというふうに思います。
今後は、頂いた御意見も踏まえて、経産省として、経産省の責任においてJICの運営についての基本的考え方をまとめて、できるだけ早期に新しい経営体制を整えたいというふうに思っています。
ただ、これはスケジュールありきではありませんし、前回、少し拙速に物事を進めて、いろいろと、いろいろな状況になったということも踏まえて、じっくりとしっかりやりたいというふうに思っています。いつまでも時間をかけるつもりはありませんけれども、何かスケジュールありきで慌ててやるということではありません。

エネルギーミックスの原発比率

Q:先週の金曜日ですけれども、経済同友会の小林代表幹事が、原発のエネルギー比率20から22%というのは、2030年度ですね、これは非現実的だというふうにおっしゃっていましたけれども、この大臣の受け止めをお伺いできますか。

A:閣議決定されているエネルギーミックスの原発比率20から22%というのは、規制委員会の審査を経て既存の原発を再稼働する、そして、震災の前、1基当たりの稼働率が平均7割のところを、例えば8割程度まで稼働率を向上させる、また、一部の炉については、法令で認められた40年を超える運転期間延長を行うといったことによって達成可能だというふうに考えています。
その上で、原発の再稼働を含め、エネルギー政策を進める上では、地元や国民の皆様の御理解が重要であり、今後も更に国民理解が深まるよう、不断の努力を続けていきたいというふうに思います。

Q:では、エネ基の見直しについて検討するということはないということですか。

A:この間、見直したばっかりですね、去年。まずは今、決まっているエネ基をしっかり実現するために頑張っていきたいと思います。

産業革新投資機構(JIC)

Q:先ほどのJICの件で、透明性、説明という意味では、何かそういった経産省として説明の場が必要だと思うんですが、どのような形で大臣なり、説明する場を持たれるんでしょうか。

A:いずれにしても、JICの運営に関する基本的考え方をしっかりと経産省としてまとめた段階では、何らかの形で公表させていただきたいというふうに思っていますし、その際には私が直接行うのか、担当レベルで行うのかはありますけれども、説明もさせていただきたいというふうに思っています。

クレジットカードの決済障害

Q:先週末、土曜日ですけれども、JCBカードがシステムのトラブルで止まったと、決済が止まったというのがありましたけれども、経産省の調査状況をお伝えいただけますでしょうか。

A:2月2日の夜に、日本カードネットワークでシステム障害が発生をして、JCBなどの一部加盟店において45分程度クレジットカードが利用できない状況が発生をいたしました。機器故障により復旧する際に、システムの機能が停止したことによるものというふうに報告を受けています。
経産省からは、同社に対して早急に原因究明を行って、再発防止を徹底するように要請をしたところであります。
キャッシュレス社会をこれから実現をしていく中では、何よりも消費者が安心して活用できるという環境が重要だというふうに思っています。決済システムはその基盤となるものでありますので、今回の普及支援策、これから行っていくわけですが、それだけではなくて、経産省と事業者が連携をして、このネットワーク障害時の演習の実施など、安全対策にもしっかり取り組んでまいりたいというふうに思っています。

以上

最終更新日:2019年2月5日