2019年2月5日

昨年11月に航空工場検査員国家試験の2種類(飛行指示制御装置、統合表示装置)の試験問題に誤りが判明したことを受け、当該2種類の試験問題について、解答用紙が保存されている過去6年分(平成23年※、平成25年、平成26年、平成27年、平成28年及び平成29年)の試験問題及び解答の再検証を行った結果、平成23年、平成26年、平成28年及び平成29年の試験問題の模範解答に誤りがありました。(※平成23年の解答用紙は過去に保存期間の延長の処理を実施。)

これらについて改めて採点を行ったところ、2名の方が国家試験の追加合格となりました(個別科目のみの追加合格者は5名)。
これらの方々に対して、可及的速やかに合格証又は結果通知書を交付いたします。
また、平成21年、平成22年及び平成24年の航空工場検査員国家試験の試験問題にも今回判明した誤りと同様の出題がありましたが、これらの受験者の解答用紙は保存期間を経過しているため、影響の確認ができません。

受験者をはじめ関係各位には、本件により御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。経済産業省としては、今後、このような事態が生じないよう、再発防止に努めてまいります。

1.航空工場検査員国家試験について

(1)航空機製造事業法に基づき、航空機等の製造事業者等は、生産技術の水準を維持させることを目的として、認可を受けた方法により製造又は修理が行われたことの確認又は証明を行わせるため、航空検査技術者(航空工場検査員国家試験に合格した者)を選任することとされています。
(2)航空工場検査員国家試験は航空検査技術者の職務に必要な知識について試験を行うものであり、毎年実施しています。

2.解答誤りの内容、過去問題検証委員会委員名簿

3.国家試験の合否への影響

試験問題及び解答に誤りのあった各年の国家試験の合否については、以下のとおりです。

  1. 平成23年
    →試験種類「飛行指示制御装置」において、2名の方が国家試験に追加合格。
  2. 平成26年、平成28年及び平成29年
    →国家試験の合否に影響はありません。
  3. 平成21年、平成22年及び平成24年
    →解答用紙は保存期間を経過しているため、影響の確認ができません。

4.今後の対応

国家試験の追加合格者及び試験科目のみの追加合格者の方々に対しては、可及的速やかに合格証又は結果通知書を交付いたします。
受験者をはじめ関係各位には、本件により御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。経済産業省としては、今後、このような事態が生じないよう、再発防止に努めてまいります。

担当

製造産業局 航空機武器宇宙産業課長 畑田
担当者 海老原、但馬、杉浦
電話:03-3501-1511(内線 3841~6)
03-3501-1692(直通)