1.  本25日(現地時間24日),辻清人外務大臣政務官は,スイスのダボスで開催されたWTO(世界貿易機関)改革に関するカナダ政府主催少数国閣僚会合に出席したところ,概要以下のとおりです(経済産業省からは世耕弘成経済産業大臣が出席。)。

    1 出席者(13か国・地域から閣僚又は代理及びロベルト・アゼベドWTO事務局長が出席)

    • カナダ(議長:ジェームズ・ゴードン・カー国際貿易多様化大臣),
    • 日本,オーストラリア,ブラジル,チリ,EU,スイス,ケニア,韓国,メキシコ,ニュージーランド,ノルウェー及びシンガポール

    2 議論の概要

    (1)昨年10月24日及び25日にオタワ(カナダ)で開催された前回会合での議論を踏まえ,(ア)WTOの監視機能の効率性・有効性及び透明性の向上,(イ)紛争解決制度の維持,(ウ)21世紀の貿易ルール作りのそれぞれについて,具体的な方策に関する議論が行われました。

    (2)日本から,ルールに基づく多角的貿易体制を維持・強化する観点から,WTO改革の上記各論点に関する具体的な進め方について発言しました。

    (3)会合の最後に,WTOにおける紛争解決制度の重要性,WTOの交渉機能の再活性化及びWTO加盟国・地域の貿易政策の監視及び透明性の強化に関する内容を含む閣僚声明仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く)が発出されました。