1.  1月21日,阿部俊子外務副大臣は,外務省の招へいにより訪日中のピーター・ルイス国際刑事裁判所書記(Mr. Peter Lewis, Registrar, International Criminal Court:ICC)の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

    1 阿部副大臣から,我が国の国際刑事裁判所(ICC)に対する支持を述べつつ,今後,日本人がICCで働く機会が増大するよう働きかけを行いました。また,ICCにとって最大の財政拠出国である日本として,ICCの効率的な機構運営を求めました。

    2 これに対し,ルイス書記から,ICCの活動に対する日本の積極的な貢献に対する謝意とともに,ICCの活動への引き続きの協力に期待が示されました。

    3 このほか,ルイス書記から,ICCにおける現状と課題について説明があり,有意義な意見交換が行われました。

    [参考1]国際刑事裁判所(ICC)(PDF)別ウィンドウで開く
     国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪(集団殺害犯罪,人道に対する犯罪,戦争犯罪)を犯した個人を,国際法に基づき訴追・処罰するための,史上初の常設の国際刑事法廷。設立条約であるICCローマ規程は,1998年7月に採択され,2002年7月1日に発効。我が国は2007年7月17日に加入書を寄託し,同年10月に105番目の加盟国となった。2019年1月現在の締約国数は123。裁判所の所在地はオランダのハーグ。

    [参考2]ピーター・ルイスICC書記(英国出身)
     英国検察庁で2016年までチーフ・エグゼクティブを務めた後,2018年4月にICC書記に就任し,書記局の責任者としてICCの行財政を統括する。