~思春期の子どもたちが知りたいことをまとめた「Adolescence(アドレッセンス)」をポスターで周知~


 厚生労働省は、「健やか親子21」をテーマに、映画『まく子』(3月15日(金)全国ロードショー)とタイアップポスターを作成しました。
 
 映画『まく子』は、直木賞作家・西加奈子の同名小説を映画化。ひなびた温泉街を舞台に小学5年生の主人公が、ある少女との出会いをきっかけに、“大人とは何なのか”を探求する成長物語です。作品では、子どもと大人の狭間で揺れ動く思春期の微妙な心の変化と、葛藤しながら成長していく主人公の姿が描かれています。
 
 厚生労働省では、こうした思春期の子どもたちに対して、学校の先生や親には少し恥ずかしくて聞きにくいことをまとめたリーフレット「Adolescence~わからないことがここにある~(※)」を公開しています。これは、2001年から開始した「健やか親子21(※2)」の取組の一環です。
 
 周りの大人たちが思春期の子どもたちの悩みを知り、見守り、そして応援していくことは、健やかな子どもの成長へ繋がっていくことから、厚生労働省では、その重要性を広く国民に伝えていきたいと考えています。なお、今回のポスターは、都道府県、市町村の各施設や小児科のある病院などに掲出されます。

(※)「Adolescence~わからないことがここにある~」
Adolescence(思春期)の子どもたちのからだのこと、生活のこと、性のこと、こころのことを掲載しています。

 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/adolescence.pdf

中学生・高校生2万人を対象とした思春期アンケート調査の結果について「健やか親子21」公式ウェブサイトで公開しています。
 https://sukoyaka21.jp/puberty_survey_2017#

 

【タイアップ企画の内容】              
 (1) タイアップポスターの作成
 (2) 特設サイトの開設                         

■添付資料


                 タイアップポスター
 ©2019「まく子」製作委員会/西加奈子(福音館書店)

(※2)「健やか親子21」とは、2001年から開始した関係者が一体となって母子保健の健康水準の向上に関する取組を推進する国民運動です。第2次計画(2015年度~2024年度)では、10年後に「すべての子どもが健やかに育つ社会の実現」を目指しています。
思春期の健康づくりは、成人期の健康につながる重要なものです。そのため、子どもが主体的に健康づくりに取り組めるよう、教育機関や保健医療の関係者が、連携して支援していくことが求められます。