2019年1月11日

経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、ユーザ企業やITベンダの方々が、サイバー・フィジカル・セキュリティ対策に関するニーズの明確化・具体化や、セキュリティ製品・サービスといったシーズの発掘を行うとともに、メンバーを限定しない情報交流を行うことができる場として、コラボレーション・プラットフォームを立ち上げました。

1.背景

経済産業省では、平成29年12月、我が国の産業が直面するサイバーセキュリティの課題を洗い出し、関連政策を推進していくために産業サイバーセキュリティ研究会を立ち上げ、平成30年2月以降、当該研究会の下に具体的な政策を検討するための3つのWGを立ち上げました。

WG1(制度・技術・標準化)では、ユーザ企業などにおけるセキュリティ対策のニーズの明確化、WG2(経営・人材・国際)では、セキュリティ対策に対する経営者の意識喚起、WG3(サイバーセキュリティビジネス化)では、セキュリティ製品・サービスなどのシーズの創出につながるような政策を検討しています。これらの検討は、相互に連携を図ることで、より一層効果的なものになると考えています。

このため、経済産業省とIPAは、ユーザ企業やITベンダの方々に御参加いただく形で、これらの取組の相互連携を行い、セキュリティ対策のニーズを抱える企業とシーズを抱える企業、更にはシーズを抱える企業同士のマッチング等を行うことを目的として、メンバーを限定しない情報交流の場、『コラボレーション・プラットフォーム』を立ち上げました。

2.第6回コラボレーション・プラットフォームの概要

今回は、産業サイバーセキュリティ研究会WG1において作成し、現在、パブリックコメント中のサイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワークをテーマに、本フレームワークの内容や活用方法について紹介させていただいた後、第1部パネルディスカッション、第2部グループディスカッションを実施します。

第1部パネルディスカッションでは、本フレームワークについて、WG1等においてその作成作業に関わった方々に参加いただき、本フレームワークの特徴や、企業活動の中での活用方法等について、ユーザ企業、ベンダ企業それぞれの視点で御議論いただきます。

第2部グループディスカッションでは、本フレームワークの内容を詳しく議論するというテーマと、本フレームワークに関する課題や要望について御意見をいただくテーマの2テーマを設けて議論します。グループディスカッションを通じて、本フレームワークに関する御理解を深めていただき、自社の課題解決のためのヒントとなるような情報をお持ち帰りいただくとともに、本フレームワークの作成に御意見を反映していきたいと考えています。

3.コラボレーション・プラットフォームへの参加

コラボレーション・プラットフォームはメンバーを限定しておりませんので、自由に参加いただけます。参加方法の詳細につきましては、IPAのWebサイトより別途公表しますのでそちらをご覧ください。

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担当

商務情報政策局 サイバーセキュリティ課長 奥家
担当者:加畑、石見、元木
電話:03-3501-1511(内線 3964~3966)
03-3501-1253(直通)