法務省：第３８回全国中学生人権作文コンテスト中央大会表彰式を行いました（平成３０年１２月２７日（木））。

　このコンテストは，次代を担う中学生の皆さんに，人権問題に関する作文を書くことを通じて，人権尊重の重要性や必要性への理解を深め，豊かな人権感覚を身につけていただくこと等を目的として実施しています。
　優秀作品については作文集に掲載し，配布するほか，過去の入賞作品を題材とした朗読ビデオ「未来を拓く５つの扉～全国中学生人権作文コンテスト入賞作品朗読集」や人権啓発ビデオ「わたしたちが伝えたい、大切なこと－アニメで見る 全国中学生人権作文コンテスト入賞作品－」を制作して動画配信するなど，人権の大切さを皆さんにお伝えする大きな活動となっています。
　平成３０年度は，全国７，３４２校の学校から，９３万３，９９２名もの応募をいただきました。全国の中学生数の約３割に相当する多数の応募作品の中から，作家の落合恵子さん，映画監督の山田洋次さんを始めとする審査員の厳正な審査が行われ，今回，内閣総理大臣賞を受賞した岡山県・岡山県立岡山操山中学校２年の小西 珠生（こにし たまき）さん，法務大臣賞を受賞した熊本県・天草市立本渡中学校１年の松本 華英（まつもと はな）さん，文部科学大臣賞を受賞した山口県・防府市立桑山中学校３年の澁澤 佳奈実（しぶさわ かなみ）さん，世界人権宣言７０周年記念賞を受賞した佐賀県・白石町立白石中学校３年の小川 一花（おがわ いちか）さんの４人を法務省にお招きし，審査員の見守る中，山下法務大臣から表彰状とトロフィーを贈呈しました。
 

　表彰式に続いて，受賞者やその御家族の皆さんと山下法務大臣との懇談が行われました。大臣から受賞作品それぞれに関する感想などが述べられるとともに，受賞者に対し，これからもより大きく飛躍されることを期待しているとのメッセージがありました。

　なお，本コンテストの上位入賞作品【ＰＤＦ】については，当省ホームページに掲載しています。また，今回表彰を受けた４人の作品については，英訳して後日当省ホームページの英語版に掲載する予定です。人権作文を通じて，相手の違いを認め，相互に尊重し合うことの大切さについて，日本国内だけでなく世界へ向けても発信してまいります。