平成30年12月25日
農林水産省


農林水産省は、平成30砂糖年度及び同年度1~3月期における砂糖及び異性化糖の需給見通しを作成しました。

趣旨

農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、砂糖等に関して適切な価格調整を図るため、四半期毎に砂糖及び異性化糖の需給見通しを作成しています。
この需給見通しは、今後の消費量と供給量の見通しを示すことによって、関係者(生産者、製造業者、実需者)等に役立ててもらうものです。  

今後の消費量の見通し(平成30砂糖年度及び同年度1~3月期)のポイント

(1)分蜜糖の消費量見通し
平成30砂糖年度の分蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、1,890千トン(対前年+1.5%、+29千トン)となっています。
1~3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ442.4千トンとなっています。

(2)含蜜糖の消費量見通し
平成30砂糖年度の含蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を勘案し、36千トン(対前年同)となっています。
1~3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ14.1千トンとなっています。

(3)加糖調製品の消費量見通し
平成30砂糖年度の加糖調製品の消費量の見通しは、近年の消費動向等を勘案し、528千トン(対前年同)となっています。
1~3月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ118.1千トンとなっています。

(4)異性化糖の消費量見通し
平成30砂糖年度の異性化糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を勘案し、826千トン(対前年▲0.7%、▲6千トン)となっています。
1~3月期の見通しは、近年の四半期別の消費動向を踏まえ179.4千トンとなっています。    

消費量の見通し

   年間 平成31年1~3月期
(1)分蜜糖   1,890千トン          442.4千トン
(2)含蜜糖      36千トン              14.1千トン
(3)加糖調製品 528千トン 118.1千トン
(4)異性化糖    826千トン          179.4千トン

供給量の見通し

   年間 平成31年1~3月期
(1)国内産糖   749千トン          352.8千トン
(2)輸入糖      1,133千トン              181.3千トン
(3)加糖調製品 528千トン 118.1千トン
(4)異性化糖    826千トン          179.4千トン

<用語、数字の解説>
注1)砂糖年度とは、該当年の10月1日から翌年の9月30日までの期間。
注2)分蜜糖とは、さとうきび、てん菜を原料とする糖汁を結晶化し、糖蜜を分離したもので、上白糖、グラニュー糖などがある。
注3)含蜜糖とは、さとうきびを原料とする糖汁を濃縮し、糖蜜を分離せずに固化させた黒糖などである。
注4)分蜜糖、国内産糖及び輸入糖は製糖ベース、含蜜糖は製品ベースである。
注5)異性化糖とは、ぶどう糖と果糖の混合液糖であり、主に清涼飲料に使用される。   

その他

(参考)
砂糖及び異性化糖の需給見通し
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/satou.html

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