2018年12月21日

経済産業省は、平成30年4月2日付けで四国電力株式会社から届出のあった「西条発電所1号機リプレース計画環境影響評価準備書」について、電気事業法第46条の14第1項の規定に基づき、愛媛県知事の意見及び環境大臣の意見を踏まえ、環境の保全の観点から経済産業大臣勧告を行いました。

1.事業の概要

  • 名称 西条発電所1号機リプレース計画
  • 事業者 四国電力株式会社
  • 事業実施区域 愛媛県西条市
  • 燃料 石炭
  • 原動力の種類 汽力(超々臨界圧(USC:Ultra Super Critical))
  • 出力 50万kW

2.経済産業大臣勧告の概要

  • 石炭火力発電を巡る環境保全に係る国内外の状況を十分認識し、本事業を検討すること。
  • このような国内外の状況を踏まえた対応の道筋を描くことにより本事業を実施する場合には、ベンチマーク指標の目標を確実に達成するとともに、事業者全体として、所有する低効率の発電設備の休廃止・稼働抑制など、2030年以降に向けて、更なる二酸化炭素排出削減を実現する見通しをもって、計画的に実施すること。
  • 本事業の工事の実施及び施設の供用に当たっては、二酸化炭素の排出削減対策をはじめ、排ガス処理設備の適切な運転管理及び騒音・振動の発生源対策等による大気環境の保全対策、排水の適正な処理及び管理による水環境の保全対策等の環境保全措置を適切に講ずること。
  • その他、大気環境、水環境、廃棄物等について勧告。

担当

産業保安グループ 電力安全課長 覚道
担当者:高須賀、沼田
電話:03-3501-1511(内線 4921~5)
03-3501-1742(直通)