1. 1 本18日(現地時間17日)キューバのハバナにおいて,第3回日本・キューバ官民合同会議が開催され,日本側から佐藤正久外務副大臣を代表とする関係省庁・機関及び企業の関係者が,キューバ側からロドリゴ・マルミエルカ・ディアス外国貿易・外国投資大臣(H. E. Mr. Rodrigo Malmierca Díaz, Minister of Foreign Trade and Foreign Investment)を代表とする関係省庁及び企業の関係者が,それぞれ幅広く出席しました。

    2 この会議は,2015年の岸田文雄外務大臣(当時)のキューバ訪問時合意に基づき創設された会議であり,2016年9月の安倍晋三内閣総理大臣によるキューバ訪問時首脳会談において出席者を政務レベルに引き上げることに合意したものです。

    3 この会議では,日本側議長である佐藤副大臣が,2016年の日・キューバ首脳会談以降のキューバとの経済関係の強化に向けたフォローアップの現状を説明しつつ,開発協力スキーム,貿易・投資促進措置等を通じて両国の経済関係の強化に向けた適切な環境作りを引き続き支援していく旨述べました。

    4 これに対し,キューバ側から,本年4月に就任したディアスカネル国家評議会議長の下でのキューバの経済社会モデルの更新に向けた取組状況やビジネス・投資先としてのキューバの優位性について説明がありました。また,キューバ産業の発展への日本企業の参加に期待が表明されました。

    5 その他,日本の民間企業から,キューバのビジネス環境の改善や円滑な債務返済に向けた働きかけを行うなど,双方で活発な議論が行われました。また,両国の経済関係の強化に向けた両国官民の取組を推進していくために,佐藤副大臣とマルミエルカ大臣の間で日本・キューバ中期経済アジェンダの署名が行われた他,投資協定の予備協議を開始することで一致しました。

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      佐藤副大臣とマルミエルカ大臣との間での
      日本・キューバ中期経済アジェンダの署名
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      佐藤副大臣とマルミエルカ大臣との間での
      日本・キューバ中期経済アジェンダの署名