1.  本13日,午後0時40分から約80分間,河野太郎外務大臣は,訪日中のダムディン・ツォグトバータル・モンゴル国外務大臣(H.E. Mr. Damdin Tsogtbaatar, Minister for Foreign Affairs of Mongolia)との間で会談(ワーキング・ランチを含む)を行ったところ,概要は以下のとおりです。

    1 冒頭

    (1)河野大臣から,二度目となるツォグトバータル大臣との会談開催を歓迎しつつ,7月の西日本における豪雨に対するモンゴル政府及び各界からの見舞い及び義援金に感謝を述べました。その上で,日本は,自由,民主主義,人権,法の支配等の普遍的価値を共有するモンゴルを,戦略的パートナーとして一貫して重視している旨述べました。

    (2)これに対し,ツォグトバータル大臣からは,フレルスフ首相の今般の公式訪問の実現に当たっての河野大臣の御尽力に感謝する旨発言がありました。その上で,とりわけ1990年の民主化以降,日本が一貫してモンゴルの発展に多くの支援を行ってきたことに深い謝意を述べるとともに,自由,民主主義,法の支配等の普遍的価値を共有する日本と共に「戦略的パートナーシップ」に基づき,引き続き様々な分野で両国関係を発展させていきたい旨述べました。

    2 二国間関係

     両大臣は,昨年3月に策定した戦略的パートナーシップのための日本・モンゴル中期行動計画(2017-2021年)(PDF)別ウィンドウで開く」の下,広範な分野で関係が強化されており,引き続き真に互恵的な「戦略的パートナーシップ」の発展のために,双方が取り組んでいくことで一致しました。

    3 地域・国際情勢

     両大臣は,北朝鮮問題をはじめとする地域・国際情勢についても意見交換し,協力を一層深めていくことで一致しました。特に,北朝鮮問題に関し,両大臣は,朝鮮半島の非核化に向け,安保理決議の完全な履行が必要との立場で一致しました。また,拉致問題の早期解決に向けて,ツォグトバータル大臣の理解と支持を得ました。