1.  12月10日(現地時間),鈴木憲和外務大臣政務官は,訪問中のモロッコ王国において,ジル・カルボニエ赤十字国際委員会副総裁(Mr.Gilles Carbonnier, Vice-President of the International Committee of the Red Cross:ICRC)と会談したところ,概要は以下のとおりです。

    1 鈴木政務官から,世界の人道状況が悪化し,人道支援ニーズが高まっている中,他の国際機関がアクセスできない危険な紛争地域などで活動を行うICRCを,他の組織とは一線を画した活動を行う人道機関として高く評価する旨述べました。

    2 これに対し,カルボニエ副総裁から,日本のICRCへの支援につき感謝を述べるとともに,日本とICRCとの連携が一層強化されることを期待する旨述べました。

    [参考1]赤十字国際委員会(ICRC)(PDF)別ウィンドウで開く
     スイス人アンリ・デュナンが紛争犠牲者の保護のための組織及び条約の必要性を提唱したことを受けて,1863年にジュネーヴにて設立。国際赤十字・赤新月運動の基本原則(人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性)に則り,主として保護(protection),救援(assistance),予防(prevention),各国赤十字・赤新月社への協力を実施。

    [参考2]カルボニエICRC副総裁
     2018年より現職。1989年よりICRC職員として,イラクやエチオピア等において活動を行う。国際開発大学院大学(ジュネーブ)で学部長も務める(開発経済)。