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 平成30年12月10日、安倍総理は、都内で開催された第33回全日本私立幼稚園PTA連合会全国大会に出席しました。

 総理は、祝辞で次のように述べました。

「第33回全日本私立幼稚園PTA全国大会の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げたいと思います。私立幼稚園PTAの皆様におかれましては、日頃から、幼稚園、家庭、地域の懸け橋として、子供たちが健やかに育つよう、御尽力いただいておりますことに深く敬意を表したいと思います。
 いつもこの会に出てまいりますと、大変な熱気を感じるところでございますが、今日もこの一番前に山口県の皆さんにお座りいただいて、こうして気を遣っていただくこともありがたいなと思います。横は、やっぱりいつも石川県の皆さん、後ほど森先生も来られると思いますが。
 我が国の未来、それは子供たちであります。全ての子供たちが未来に希望を持ち、それぞれの夢に向かって頑張ることができる。そうした社会をつくり上げていくことが教育の役割であると考えています。特に幼稚園の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う大切なものであり、質の高い幼児教育を保障することは極めて重要であります。このため、子供たち一人一人の個性を大切にする教育再生を進めるとともに、子供たちの未来が家庭の経済状況に左右されることがないように、これまでも取り組んでまいりました。そしていよいよ来年10月から、幼児教育の無償化が始まります。未来を担う子供たち、子育て世代に大胆に投資し、若い世代への公的支援の充実にしっかりと取り組むことを通じて、現在日本が直面している急激な少子高齢化という国難を、チャンスに変えていく決意であります。
 家庭や地域は、幼稚園教育の土台となるものです。幼稚園の教育力の向上のためには、家庭や地域の教育力の向上が欠かせません。幼稚園、家庭、地域がしっかりと連携、協力し、社会全体で子供を育んでいくことが求められています。その中で懸け橋となるPTA活動の役割はますます大きくなっています。皆様方の日頃の御尽力に改めて感謝申し上げますとともに、今後ともPTA活動のリーダーとして引き続きお力添えを賜りますように、よろしくお願い申し上げます。
 結びに、本日の大会が実り多きものとなりますよう、全日本私立幼稚園PTA連合会のますますの御発展と、皆様方の御健勝を御祈念し、もういよいよ年の瀬でございますが、少し早いかもしれませんが、来年が皆様にとりまして輝ける年となりますことを祈念いたしまして、御挨拶とさせていただきたいと思います。本日は御盛会おめでとうございました。」