法の日フェスタ in 赤れんが

 平成28年10月1日(土),第57回「法の日」週間記念行事として,「法の日フェスタ in 赤れんが」を実施しました。
 当日は,前年を大きく上回る1,300名を超える方々にご来省いただきました。

 ※法の日とは
 毎年10月1日の「法の日」は,最高裁判所,法務省及び日本弁護士連合会の共同の決議に基づき,国民の皆様に,法の役割や重要性について考えていただくきっかけとなるよう設けられたものです。

 

イベントの様子(事前申込制のイベント)

検察官による模擬取調べ実演


模擬取調べの様子(左:検察官,中央:検察事務官,右:被疑者役)

 
   本物の検察官と検察事務官が登場し,被疑者の取調べを再現しながら,検察官や検察庁の仕事について説明しました。
 事件は,電車内で寝ている人のバックを盗んだ窃盗事件。最初は嘘ばかりついていた犯人が,検察官の鋭い質問で最後には罪を認めました。参加者の皆様は,検察官の取調べに興味津々で,質問コーナーでは,たくさんのご質問をいただきました。
 また,検察官に助言してもらいながら,検察官役として取調べを体験した方もいました。

少年院の教育プログラム体験


プロジェクトアドベンチャーを体験しました!

 
 少年院(榛名女子学園)の教育プログラムを法務省で実演しました。
 犯罪・非行からの立ち直りを目指す少年たちが,実際にどのような授業を受けているのか,榛名女子学園の職員が講師となり,同学園で実施しているプロジェクトアドベンチャーという教育プログラムを参加者の皆様に体験していただきました。

赤れんが亭-法の日落語会-


橘家圓太郎師匠

 
 橘家圓太郎(たちばなやえんたろう)師匠と春風亭朝也(しゅんぷうていちょうや)さんが登場!落語を一席ずつ披露してくれました(圓太郎師匠「三方一両損」,朝也さん「牛ほめ」)。
 お二人のお噺に,子どもも大人も,大爆笑していました!
 


春風亭朝也さん

プロと一緒に模擬裁判


検察官役の参加者が被告人に質問をしています!

 
 プロの法律家(裁判官,検察官,弁護士)とチームを組んで,強盗致傷事件を題材に模擬裁判を実施しました。
 検察官は有罪を,弁護人は無罪を,主張は真っ向から対立します。
 それぞれの主張を聞いた後,傍聴席の参加者を含めた全員でグループを作り,被告人が有罪か無罪かについて熱心に議論を交わしていました。
 
 

イベントの様子(当日自由に参加できるイベント)


赤れんが棟の高さを測る測量体験の様子

 
 サンクン広場では,測量機器(トータルステーション)を使って赤れんが棟までの距離と高さを測る体験イベントを実施しました。
 参加者の皆様からは,「測量体験が楽しかった。感覚で判断したものと実測ではかなり差があり,人の目は当てにならないことを実感しました。」などといった感想が寄せられました。
 


スタンプ&クイズラリーを見事完成!

 
 更生保護のコーナーでは,スタンプ&クイズラリーを実施しました。
 会場内のヒントをもとに,見事,スタンプ&クイズラリーを完成させた方には,更生保護のマスコットキャラクター「更生ペンギンのホゴちゃん」のピンバッジがプレゼントされました!
 多くの方にご参加いただき,ピンバッジはあっという間に無くなってしまいました。 
 

 このほかにも,赤れんが棟の法務史料展示室説明会,少年鑑別所で実施されているコンピューター性格検査コーナー,法テラスによる広報コーナー,刑務所作業製品の即売を実施し,どのイベントも大盛況でした。
 ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。来年度以降の法の日フェスタも,より多くの皆様に法の役割や重要性について考えていただき,法務行政に関心を持っていただけるように,イベントの更なる充実を図ってまいります。
 来年度も多くの皆様のご来場をお待ちしております。

法務史料展示室の説明会


  • コンピューター性格検査コーナー

  • 刑務所作業製品の販売