神戸大学の学生・大学院生に向けて講演する盛山副大臣

 質・量ともに豊かな法曹を輩出することは,政府の重要な課題ですが,近時,法曹志望者が減少しており,大きな問題となっています。
 そこで,法務省では,新たな試みとして,法務副大臣が自ら大学に赴き,大学生・大学院生の皆様に,法曹の存在意義や重要性をより理解し,関心を深めていただくため,司法制度改革や近時の法改正等をテーマに講演を行うという広報活動を展開していくことといたしました。
 今般,その第1回として,平成28年12月21日(水),盛山正仁法務副大臣が,神戸大学において,「司法制度改革」をテーマに講演会を実施しました。

講演後,学生からの質問に答える盛山副大臣

 
 盛山法務副大臣は,裁判員制度,総合法律支援制度(法テラス)や法曹養成制度など,司法制度改革で実現された主な施策に関して講演を行った後,学生からの質問に答えました。
 本講演の2日前の平成28年12月19日(月)に,平成29年度以降に採用される予定の司法修習生に対する給付制度の新設など,司法修習生に対する新たな経済的支援の方針について,法務省,最高裁判所及び日本弁護士連合会の法曹三者で確認したばかりということもあって,学生からは,同制度の内容等に関して多くの質問があり,講演終了予定時間を過ぎても活発な意見交換が続き,講演会は大盛況のうちに終了しました。