平成30年9月11日
農林水産省


農林水産省は、「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第42条第2項」に基づき売り渡す輸入小麦の平成30年10月期の政府売渡価格を決定しました。

1.政府売渡価格の改定内容

輸入小麦の直近6ヶ月間(平成30年3月第2週~平成30年9月第1週)の平均買付価格は、米国及び豪州の一部地域の乾燥による減収懸念等から小麦の国際価格が上昇したこと、燃料油価格の影響により海上運賃が上昇したことから、前期に比べ上昇しました。
この結果、平成30年10月期(平成30年10月~)の輸入小麦の政府売渡価格は、政府売渡価格の改定ルールに基づき、直近6か月間の平均買付価格を基に算定すると、5銘柄加重平均(税込価格)で55,560円/トン、2.2%の引上げとなります。

(単位:円/トン)
政府売渡価格 30年4月期 30年10月期 対前期比
5銘柄加重平均(税込み) 54,370 55,560 +2.2%

注1:5銘柄の内訳
ハード・セミハード系小麦

アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング(DNS) 主にパン・中華麺用
カナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(1CW) 主にパン用
アメリカ産ハード・レッド・ウィンター  (HRW) 主にパン・中華麺用

ソフト系小麦

オーストラリア産スタンダード・ホワイト(ASW) 主に日本麺用
アメリカ産ウェスタン・ホワイト(WW) 主に菓子用

注2:ハード・セミハード系小麦の平成30年10月期における政府売渡価格(加重平均)は、税込みで55,740円/トン(対前期比+0.5%)です。
ソフト系小麦の平成30年10月期における政府売渡価格(加重平均)は、税込みで55,150円/トン(対前期比+6.1%)です。

2.輸入小麦の安定供給確保のための相談窓口等

農林水産省は、消費者等に対して、輸入小麦の政府売渡価格の背景等の情報提供を行うとともに、専門の相談窓口を通じ、各種の相談を受け付けています。また、併せて小麦関連製品の小売価格の動向把握に努めています。

窓口設置場所:農林水産省政策統括官付貿易業務課麦類需給班
電話:03-6744-1253(直通)
インターネットによるお問合せ:
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/seisaku_tokatu/boeki/mugi.html

<添付資料>
輸入小麦の政府売渡価格について(PDF:768KB)

お問合せ先

政策統括官付貿易業務課

担当者:伊藤、杉谷
代表:03-3502-8111(内線5012)
ダイヤルイン:03-6744-1253
FAX番号:03-6744-1390

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