平成30年9月12日
農林水産省


農林水産省は、平成30年北海道胆振東部地震により被災した勇払東部地区の農業用施設(厚真ダム)について、直轄災害復旧事業の緊急応急工事に本日から着手しましたのでお知らせします。

1.概要

平成30年北海道胆振東部地震により、国営総合かんがい排水事業「厚真(あつま)地区」(昭和37~昭和46年度)で築造した厚真ダムが被災しました。
また、厚真ダムへ通ずる道道235号が土砂崩壊したことにより、9月7日から自衛隊の協力により、余水吐(よすいばき)内の倒木除去、道道235号及び旧道の土砂除去などを行い、工事用車両が厚真ダムに到達することが可能となったため、本日から、国が直轄災害復旧事業により緊急応急工事に着手しました。

1.被災状況
厚真ダム余水吐左岸法面やダム堤体下流右岸法面が崩壊し、余水吐への大量の流木や土砂の流入、操作室の損壊等が発生。

2.厚真ダムの概要
ダム完成年度:昭和45年度
堤高:38.2m
堤長:222m
総貯水量:10,080千m3
管理主体:厚真町土地改良区

3.緊急応急工事
余水吐等の流木・土砂の撤去や崩壊部法面への土のう設置による応急補強を実施。

4.事業名:直轄災害復旧事業「勇払東部地区」

5.関係市町:北海道勇払郡厚真町

6.緊急応急工事費:112.5百万円

【直轄災害復旧事業】
国が実施する土地改良事業により造成された農業用施設(ダム、頭首工、用・排水機場、水路、農道、橋梁等)の災害復旧を、国の直轄事業として実施するもの。

〈参考〉
【国営総合かんがい排水事業「厚真地区」】
工期:昭和37年度~昭和46年度
関係町:北海道勇払郡厚真町
受益面積:2,647ha
主要工事:ダム1箇所(新設)、頭首工2箇所(改修)、揚水機場1箇所(改修)等

〈添付資料〉
直轄災害復旧事業「勇払東部地区」概要図(PDF:294KB)

お問合せ先

農村振興局整備部防災課災害対策室

担当者:小泉、石森、北出
代表:03-3502-8111(内線5663)
ダイヤルイン:03-6744-2211
FAX番号:03-3592-0304

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