1.  冒頭,河野大臣から,本年10月の首脳会談で表明した本招へいが,早速実現したことを嬉しく思う旨述べた上で,日本はカンボジアが民主的国家として発展していくよう後押ししてきた,カンボジアの未来をつくる若い皆さんでぜひ民主化をしっかり進めて頂きたい,そのために日本で様々なことを見聞きし,役立てて欲しい旨述べました。
    2.  また,河野大臣から,日本が,戦後,平和で豊かな社会を築いたのは,自由,民主主義,基本的人権,法の支配といった普遍的価値に重きを置き,これをしっかりと培ってきた故である旨述べ,今回の招へい参加者が民主化プロセスを促進しつつ,党派を超えて国の発展のために団結することへの期待を述べました。
    3.  これに対し,ソム・ピスット副知事から,今回の招待とともに,これまでの日本の支援に対する謝意が述べられました。また,他の招へい参加者からも,日本の民主プロセスについて直接見聞きできることを嬉しく思う旨述べた上で,今回の招へいを通じて,日本の経験を学ぶとともに,カンボジアの民主的発展のために若い世代が協力していく決意が示されました。

     [参考] カンボジア若手政治関係者招へい
     12月2日から8日まで,JENESYS2018・ASEAN招へい第15陣として,カンボジアの若手政治関係者10名を招へいし,「日本の複数政党制民主主義」をテーマに,東京都内で講義の聴講や衆議院の見学等を行った後,茨城県を訪問し,選挙実務について視察を実施予定。