1. 1 本3日から7日まで,我が国と国連の共催による国連PKO女性保護アドバイザー(WPA)訓練コースが開催されます。

    2 本コースは,国連PKO局が実施する「紛争関連の性的暴力(CRSV)に関するWPAの能力構築のための訓練」プロジェクトで開発された訓練教材を用いた訓練を行い,WPAの能力向上を図るものです。国連PKOや特別政治ミッション(SPM)で活動するWPAや,将来WPAとして活躍することが期待される日本人など,24名が参加しています。

    3 同3日,このコースの開講式が行われ,ラクロワ国連PKO担当事務次長からビデオメッセージが寄せられるとともに,本プロジェクトに協力する我が国及び米国より挨拶し,本コースの意義や,国連ミッション任務におけるWPAの役割の重要性について強調しました。

    4 国連PKOが始まってから70年の間,PKOに求められる役割は拡大してきました。我が国は,PKOにおける重要な取組の一つとして,ジェンダー分野での支援強化を進めています。女性や子供を保護するためには,ミッションの現場に女性自身が参画し,性的暴力の予防をはじめとする適切な対応をとることが重要です。

    5 本コースを通じ,国際社会の平和と安定に向けたPKO分野における我が国と国連との連携がより一層強化されることが期待されます。

    [参考]「紛争関連の性的暴力(CRSV)に関するWPAの能力構築のための訓練」プロジェクト
     2017年,我が国は,国連PKO局が実施する「紛争関連の性的暴力(CRSV)に関するWPAの能力構築のための訓練」プロジェクトに28.5万米ドル(約3,140万円)を拠出し,米国からの拠出と共同して訓練教材やカリキュラムを開発するための支援を行った。